勤めている会社がどんどんブラック企業化している。
入社して15年目になるが、当初は仕事がきつい部署があっても雰囲気は良く、働いた分給料は出るし、少ないが昇給も定期的にあり、給料は安いものの精神的には楽な会社だった。
おかしくなったのは、ちょうどリーマンショックのあたり。
親会社からやってきた社長を元に作られた上位20%しか給料が上がらない人事制度。
相対評価というものだ。
上司の好き嫌いが横行している会社で、相対評価はまさに致命的。
上司に嫌われた人や、おとなしい人は評価されづらくなって、ほとんどが給料が上がらないという事態に。
この15年で恐らく、70%は退職したと思われる。
しかも有能で人望がある人ほどいなくなる。
その後改悪は続き、残業代を付けさせない制度、理由を付けて下げたボーナスを元の規定の数字に戻さないなど、とにかく会社にとって都合のいい改悪ばかり。
そして、去年また新しい人事制度。
安月給でも、年齢によって少しだけ多めに付与されていた住宅手当や扶養手当を全て廃止。
20%しか評価されて上がらないのに、給与テーブルを更に細分化。
評価されても上がる金額が微妙に。
元々冷遇されていた40代以降のさらなる冷遇の始まり。
いよいよもって、この会社で働く意味がなくなってきた。
40代以上の同僚も、仲のいい若い同僚には年を取る前に転職した方がいいと勧めている。
とにかくホワイトだと思った企業でも、ブラック化が始まったらさっさと転職したほうがいいと、身にしみて味わった。
年間配当金が100万超えたら、仕事を変えるつもりだったが少し早まるかもしれない。